TKNR

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのTKNRのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

2023年 35作目
(劇場 33作目)

エブエブ初日鑑賞!
最初、なんよエブエブって?って思ってたけど、慣れると意外と気にならないな。

エヴエヴだと思ってたらエブでした。

Everything Everywhere All At Once
#EEAAO でしょ。

MCUでもテーマになりつつあるマルチバースを壮大に掘り下げてある作品。
スパイダーマン、Dr.ストレンジ、ロキで扱われてるマルチバースの世界を今作掘り下げてくれる感じ。
でもコレだけだと多分分からない。。

MCUはマルチバースで世界を救うんだけど、(コレもそうだけど)敵がね。。
ヴィランがね。
娘。(笑)

ことの発端は、世界をいや、全宇宙を、ん?全並行世界?を巻き込んだ壮絶な親子喧嘩(笑)

ジョイ(娘=ジョプ•トゥ•パキ)が強い強い。まぁその娘を作ったのはアルファバースのエヴリンの実験のせいで精神破壊されたからなんだけど。

めちゃくちゃ複雑にカオスにしてるけど、超シンプル(笑)いややっぱりぐっちゃぐちゃ。

戦い方がね、違う並行世界に行くわけじゃなくて、(一応行くのか?)バースジャンプと呼ばれる入れ替わりをして過去の違う選択によって枝分かれした違う自分の能力を得られるってのが面白い。
ただ入れ替わってるのか、能力をダウンロードみたいに現実世界のエヴリンがスキルアップするのかが途中から分からなくなってきた。

カンフーの達人からの映画俳優、ピザ屋のサンドイッチマン、歌手、料理人、人生の選択の違いによってここまで変わるのかと。

映画俳優のワールドプレミアは『クレイジーリッチ』の時の実際のプレミアの映像らしいすね。

料理人は『レミーの美味しいレストラン』の設定オマージュしていて面白いし。
このバースジャンプ自体の能力がアライグマのおかげ的な見解(笑)

シーンとしては好きだけどあの人間が生まれなかった世界として岩だった二人とか人形だった2人とかあるんだけど、そもそも生まれてないのならエヴリンとジョイだって意味が分からんのよね。

ストーリー展開はめちゃくちゃ面白いんだけど、ちょっとくどい。

前半からマルチバース全開で映像体験で疲れるから終盤のクライマックスか?からのいや違った。が何回か繰り返されるのにちょいダレてしまう。。

なりたくなかった父親と同じになってしまってる自分とか、娘との和解とか、最終的な家族の結束とかホームドラマ感もあって凄い広い世界の話のようなものすごいちっさい世界の話。

色んな世界の、色んな自分を見て、自分の秘めたる可能性に気づいて、今までの選択が誤りだったように感じるもの最終的に、愛する旦那と娘と父がいて、それが一番最高!ってなってる前向きなストーリー。

人間は選択の連続だし色んな人生に変わってゆくけど、あの時選んだ、今のこの選択が最善だったと思う事が幸せに生きるコツなのだ。

アルファゴンゴンの登場カッコ良かったなぁ。

コレはもう一回観ないと補完出来なそう。。

ちなみに余談だけど、この映画めっちゃポリコレ盛り込んでるんだけど、違和感が全く感じないのよね。
アジア人のファミリーだし、娘がゲイなのもそれが発端の一つでもあるし、母と娘のバトルなので女性主役も普通。

映画そのものにちゃんとシンクロしているならポリコレも特に違和感ないのよ。
TKNR

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