社会のダストダス

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

2.8
カンフーとセックス・エデュケーションの融合は斬新だったけど、内容的にはあまりハマらずというか理解できず。初めて『マトリックス』を観たときのような感想に近い、これはきっとすごい映画だけど私の為の映画ではないという結論。

クスっと笑えるシーンは多いし、ストーリー的にも色々な目配せが感じられるけど、マルチバース、移民問題、親子関係、性的マイノリティ、ゲロ、などの各分野はこの1年くらいで公開されたエクスパートと比較するとあまり突き抜けるものがなく、良くも悪くもその配分が計算されたような印象を受けた。

自分の中で好き嫌い善し悪しがハッキリしない作品は、あまり書くことがなくて恐縮。作品としてはハマらなかったけど、他の方々の感想は見てて面白い。近くの席の人には号泣されている方が居たし、何にそこまで心揺さぶられたのか気になった。