あのとき別の選択をしていたら…と考えることは誰にでもある。別の選択をした先にはマルチバースが広がっていて、その先々の“自分”がピンチの私を助けてくれる。ハリウッドで長い間スポットライトが当たらなかったアジア人・女性・中年・移民というマイノリティを背負った主人公が激アツ。マルチバースの自分を見る主人公に対し、レズビアンの娘が何者にでもなれるという対比が胸を締め付けた。こういう映画がハリウッドで評価されていけばいい。
はちゃめちゃな展開のわりに、「国税庁の申請をその日中に終わらせる」というわかりやすいストーリーで、見応えがあった。あと、犬が若干ひどいめに合うので注意🐕