壮大なマルチバースの物語。壮大さはあっても、そこはあの「スイスアーミーマン」の監督。ひたすらにヘン。大画面であんな汚いモザイク見たのはじめてだよ!
アジア系俳優の活躍が光る…というような話は置いといて。SF、可能性の世界、救世主、スキルラーニング、そしてなんといってもカンフー・ワイヤーアクション!これはもう『マトリックス』をマルチバースに置き換えて再解釈した作品といってもいいんじゃないだろうか。世界を救うことと家族を救うことをリンクさせるのとかはいかにもアメリカ映画的ではあるけど。(意外にもパロディ満載だったのは、良くも悪くもといった印象)
究極のカンフーにおいて、拳とは殴り合うためではなくて手を取り合うためにあるのだな。