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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのしのレビュー・感想・評価

3.1
 正直個人的によくわかってないものであるマルチバースを渡って戦いを繰り広げるし、その闘いも混沌に混沌を重ねたようなカオスっぷり。
 でも、その中でも笑えるところ『愛』が核心にあってどれだけ色んな世界線の中で最低の人生でもそれが必要であるとして収められたところがいい。
 トンチキな部分でも物語の核心の部分でも現代的な要素が含まれてた。
 
 あと、個人的には主人公やその娘のような関係性は変わらないけど他の世界線を過ごせるまたは体験することができる、見れることは今のSNS社会にも似た特徴があるなと思ったら。そして、最後に娘が言ったもっと素晴らしい人生があるのになんで私を…の台詞。これはいまのSNS社会では他人の色んな綺麗な面だけを切り取った関係を目にすることがあるけど、それを羨むのではなく各々が現実世界で『愛』『優しさ』をもって接していくことで羨望も和らぐのではないかと感じました。
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