このレビューはネタバレを含みます
これ儒教だ！
ゾクゾク来る映像体験で楽しかったなあ。
途中から常時トリップ映像！
後半に行くにつれて展開が大きくなって、個人的には前半が中々に退屈めでテンポ上がってきて慣れていい具合のテンションになった頃に終わるという感覚だった。
直近で観たのが「RRR」だったけど変なところでいくつか共通してきて笑ってしまった。どちらも感覚に訴えかける映像の強さはあるし。
そして終盤の階段はとても心に開放感があった！
親子関係に対してひっくり返すことの大きさは我々の文化にもあるよなーと。ここは丸ごと儒教の考に対してだった。
ただ最終的には割りと安定な着地、言い換えれば少々普通且つ古典的な落とし所だったから、そこへのカウンターとしては弱かったように思えてしまったかな…。
そのせいか思想的なところについては少しムカつきみたいな感覚もある。
これは初めてすぎて実際のところ具体的に何処が1番の原因かは全く分からないけど。
とはいえ民族や文化起因で必ずしも直接的でないところに結びつけてのエンタメ表現にすることはめちゃくちゃ素晴らしいよなあと。
正直娘の名前とか含め、登場人物が最後までピンと来なかった感も。
娘役の人はガチでMVPだったけど。
気になるのはベーグルが大暴れした最初のユニバースはどうなってしまったのだろ？あとおばさんと一緒に座ってるユニバースと駐車場対話ユニバースは同一なの？というところ。
