A24の映像表現すごい
ナンセンスなモチーフが満載なのも楽しかった
前向きに終わってくれるのがとてもよい
情報量や物量が多すぎて、却ってあらゆるものが不十分で本質的でないものに見えてしまう現代社会において、
目の前にあるものを大切にしたい気持ちを肯定してくれる感じがとてもよかった
マルチバースを題材にしている時点で、最後には目の前のユニバースのかけがえのなさ、みたいな着地をするだろうなというのは何となく思っていたが、やはり気持ちのいい結論だった
主役が、失敗の選択をし続けたユニバースに属する一般人だったり、ラストバトルが税務署内だったり、そういう舞台設定の「なんでもなさ」が面白かった
目の前の小さな決断(たとえば人に親切するかどうか)とかが大きな結論を左右する、的なバタフライエフェクト