ひっさびさの投稿したくなるぐらいぶっ刺さった。ボロ泣き。
エンタメ度とドラマ度のミックス具合が絶妙。
個人的にはもっとエンタメ度高くても良かったと思うけど、あれ以上やるとバランス悪そうではあるので適正なのかな。
マルチバース！！世界を救え！！カンフーアクション！！みたいな宣伝されてるけど、正直それは枝葉でSF的な部分はあんまり分からなくてもなんの問題もないと思います。
めっちゃ壮大な話の皮を被ってはいるけれど、結局は思春期の娘への向き合い方や、長年連れ添った夫との付き合い方といったとても普遍的なお話。
その出力方法がとても素敵でした。
個人的には傑作だけど、冗長に感じる部分もなくは無かったかも。
そして色んなマルチバースの色んな場面が出てくるけど、普通の旦那さんをやってるキーホイクァンが一番カッコイイの、ホントに凄い。
LGBTQがどうとか、難しいことは分からないけれども、優しい"だけ"の男性だって戦っているし、だからこそ多元宇宙一素敵な人なんです。
それはいわゆるミソジニー的な、マッチョな思想への反逆だし、それが正に"戦っている"ということなんだと思う。勇気もらいました。
