じゃがりこ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのじゃがりこのレビュー・感想・評価

3.5
“ダニエルズ”ことダニエル・シャイナート、
ダニエル・クワン制作。
制作時『メッセージ』が思い浮かんだそう。

アカデミー10部門11ノミネート、最多7部門
の受賞に加え、アジア系初の主演賞、助演
男優賞を受賞したという快挙に釣られて。

絶対にアカデミー狙ってないような内容
なのに、これだけ世界中から反響あって
気分良いだろうな。
“ジャンプ台”となる行動もおふざけ。

監督2人特有のバカバカしいくだりや下ネタもあり、そこから哲学的な話にw
かなり暗くなる可能性もあるテーマだった
のに、明るく観れた。
移民問題、冷めた夫婦関係、親の介護、
同性愛、アクション、コメディと、
まさにオール・アット・ワンスな内容。

指がソーセージとか、黒いベーグルとか
どうやったら思いつくんだろw
『パプリカ』『2001年宇宙の旅』などの
パロディも。

ジェイミー・リー・カーティスが良い役。
目の玉のシールは何なのw

たまたま見つけたゴールデングローブ受賞式でのキー・ホイ・クァンのスピーチに
感動したのも、観ようと思った要因。
健康保険まで切れた時に本作のオファーが。今では『ロキ』S2への出演が決まるまでに。

当初、娘役はオークワフィナだったと
知って、めちゃくちゃしっくりきた。
そっちも観てみたかった。

カート・ヴォネガットの教え、
「親切でいよう。」