水野亮

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの水野亮のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

頑張ってついていこうとしたけど話追えなくて分からなかったところ

・ジョブトゥパキの目的は自分が消滅することだったなら、アルファバースのお父さん達は彼女を「目的を持たない悪(カオス)そのもの」と勘違いして無駄な努力をしてたってこと?ジョブトゥパキを止めないと全宇宙が滅びる的なこと序盤の用具入れのシーンあたりで言ってたけど、具体的な悪行とかなんで滅びるのかが最後までよく分からなかった(アルファバース視点の最善策はジョブトゥパキほっとくことだったのか)
・ジョブトゥパキが全てのマルチバースを同時に知覚している状態(全ての可能性を経験している)なら、お母さんやおじいちゃんが自分を理解して認めてくれる世界も経験してるはずなのに、劇中メインで描かれる世界線(アルファバースのお父さん曰くお母さんが一番しんどい生活してる世界線)でお母さんと対話したりして絶望から救われるのはなんでなんだ?映画で描かれる世界線はジョブトゥパキからしても初めてなぞるっていう設定なのか。

あまり野暮に考えずにマルチバースという設定を活かしてふざけてる作品として観れば面白い。
「評価が分かれる」と言われる理由2つあると思って一つが「下品でバカバカしいコメディを受け入れられるか」で、もう一つが「マルチバースという大風呂敷広げることに因る荒さに寛容になれるか、楽しめるか」
自分が映画作った人だったら前者の基準だけで「この映画は好き嫌い分かれる」って言ってるやつムカつく。
水野亮

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