夢の夢

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの夢の夢のレビュー・感想・評価

4.3
『人間関係の哲学』を、アクションとマルチバースでくるんだような映画。
見た目もアクションも舞台設定も、クオリティ高くて、目を回しそうなくらい派手でテンション爆上がり。視覚的娯楽は最高級。
では話の本筋はと言えば、人間関係の哲学。
親子の軋轢、多様性、赤の他人の事情、人生の選択、大人の過ち、子供の未熟さ、現実に対する落胆それに絶望しない為の人情。
一見難しそうなこれらを、すごく分かりやすく上手に脚本に練り込んで、マルチバースとも掛け合わせて、素晴らしいエンタメに仕上げてる。
息つく間もない展開で、振り回される感じもするけど、それがアトラクションみたいですっごい楽しかった。
夢の夢

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