悲しみに色がついたら
この世界はきっと
カラフルで
眩しかったんだ
サングラスを外さないで
見渡したところで
その半分も知らない
もっと心を
楽しませてみたかった
弾ませてみたかった
昨日と同じ道を
昨日と同じように
通っては帰る
波風は立たないけれど
それはそれでまた
静かな優しさが
あったのに
嬉しさに音がついたら
この世界はもっと
賑やかで
煩かったんだ
ハプニングも遣る瀬なくて
抱きしめたところで
まだ一度にも満たない
もっと心を
輝かせてみたかった
温めてみたかった
一人で同じ道を
一人で同じように
辿っては進む
後悔は尽きないけれど
これはこれでまた
幽かな明るさが
あったのに
決められるよりは
決めたかった
それだけなのに
もっと心を
楽しませてみたかった
弾ませてみたかった
昨日と同じ道を
昨日と同じように
通っては帰る
波風は立たないけれど
それはそれでまた
静かな優しさが
あったのに
