ラストのくだり、じわじわーっと良かった。
面白かった。
恋愛って何だろう?と真剣に考えさせられた。
イタリア映画です。Netflixオリジナル作品。
劇中ではポルトガルのリスボンも出てきます。
この二国らしく、風景、建物、衣服等の暖かなカラフルさに観ていてウキウキしてきます。
邦題からロマンティック・コメディに分類されるかと思いますが、コメディ要素は序盤のみ。
中盤以降はかなりシリアスなトーンが続きます。
男女の恋愛をシニカルに辛辣に描くブラックコメディなのかな、、とずっと思って観てましたが、そうではなかった。そうではないです。
物語の語り手である夫婦が新居のディナーに男性2名(友達)と女性2名(友達)を招きます。
この主催夫婦の、特に夫の考え、語るセリフが素晴らしい。
「相性相性と言うが重要なのはそれじゃない。
出会いは人を変える。
出会いが人生の選択肢を増やすんだ」
二組のカップルが出会った後、二つの物語がパラレルに綴られていきます。
(これ最初は必ず混乱します)
要は「二人のうち、どちらと付き合うのが正解か」を検証していくことになるのですが、結末には素晴らしいメッセージが込められていました。
こちらで低評価多めなのもまた納得。パラレル進行に混乱するからかな。
乗り越えてラストまで観るともう一度最初から見返したくなる。
素敵な映画でした。