でぽんっ

すずめの戸締まりのでぽんっのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「行ってきます」
「おかえりなさい」

たぶん鈴芽がダイジな人(お母さん)に言いたかった言葉を10年以上越しに大切な人(草太)に言えた最後のシーン。

起承転結、題材、美しくて瑞々しい景色…とすべてが『君の名は。』以降の新海誠っぽさが詰まってた…気がする。

“すずめのだいじ”というノートの文字を見て、やっぱり“ダイジン=鈴芽のお母さん”なのかなと思ってしまった。
そうすれば閉じ師の家系ではない鈴芽があっちの世界に入っていけたのも、ミミズ(災い)が見えるのも、異様にダイジンに好かれているのも、ダイジンが鈴芽と2人でいたいと思うのも、草太がお母さんとの思い出のイスに魂を入れられるのも…すべてが自然のように思えるから(でも、名前自体は“大神”って意味のが濃厚なのかな…2つの意味をかけてる説を勝手に唱えたい…)。

東日本大震災で一度抜けてしまった要石の代わりに鈴芽母が娘(をはじめ人々)を守るために自分がその役目を背負ったのかな〜。

そして、急に後半出てきた“サダイジン=草太のお母さんorお父さんor両親”なのかなと。サダイジンに至っては登場シーンが短いのもあって、そこまで理由はないんだけど。草太が要石になることが決まってから、急に抜けて出てきて、「やって欲しいこと(=草太を人間に戻す?)がある」と鈴芽の前に姿を現したし。草太の育ての親が祖父ということ(と妹はいない)以外は草太の家族(両親)の話は一切出ていない(部屋にもその形跡らしき物は見当たらなかった気が…)から、鈴芽同様に両親がいない=亡くなって要石に?と結び付けることはできるし…。最後鈴芽がダイジンをさして、草太がサダイジンをさすのもそういうことなのかなって。ただサダイジンに至っては、草太の家系が閉じ師ということと、大きさ的にもどちらかだけでなく両親という説もあるかなと…。

BGMとして流れてくる名曲たちはひとつ一つしっかり意味があってサイコウだった◎
特にドライブ中の音楽はドライブにもサイテキな楽曲たちで👏
でぽんっ

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