このレビューはネタバレを含みます
新海誠監督の最新作なら鑑賞マストってことで観たけど、
鑑賞前の期待値は抑えめ。
予告編を観て、猫に喋らせちゃってるし、
今回は結構ファンタジー色強めなのか...?と、
腰が引けていた。
実際、別の世界にいるモノとの対峙だったりで、
前作、前々作と比較するとそういう点では間違っていなかったけど、
それでもやっぱりあの美しい世界を観ているだけで、
何でもいいような気がしてきちゃう。
一つだけ辛い点を挙げるなら、
メインキャラ二人への感情移入が難しいこと。
感情移入というか応援したくなる気持ちというか。
あの二人の世界に入り込むのがめっちゃ困難だったな。
ただ、すずめのロードムービーとして、
各地で戸締りをする過程で出会う人々との温かな交流は、
悪くなかった。
ラスト、すずめ幼少期を演じた三浦あかりさんの演技が
凄くて涙腺が緩んだ。忘れちゃいけない。
