白魚

すずめの戸締まりの白魚のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.6
東日本大震災から10年以上経過したこのタイミングだからこそ響くものがある作品だった。
 僕自身は直接的に被災者となったわけでない。しかし全国にはすずめと同じように大切な人を失った過去を、喪失感を乗り越えた人達がいる。
今回のこの映画はそんな人達への一種の救済だと感じた。大切な人を亡くして辛くてたまらなかったあの日の自分と過去を乗り越え今を生きる自分との対話のシーンに報われた人がきっと居るだろう。
新海誠監督ありがとうございました。
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