えみぬ

すずめの戸締まりのえみぬのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.5
まだ自分の中でしっかり落とし込めていないのですが、記憶が新しいうちに記録用としてとりあえずの感想です。

見終わったあとは、うーんうーんとしばらく1人もやもやしました。
ロードムービーのわくわくや、熱く主人公たちを応援する気持ちも、感動も、カタルシスもあまり感じられず、全体的に冷静な気持ちでぼんやり見終えてしまいました。
素晴らしい映像作品を見た満足感はしっかりありました。

「あれ!?新海誠映画見てるんだよね!?」と一瞬戸惑うくらい作風が変わっているところに驚きました。なんというか、全体の雰囲気がさらっとした?

背景美術、アニメーションは本当に最高です。とても素晴らしかったです。
主題歌はお馴染みRADWIMPSでしたが、劇中で大々的に使用されていなかったのが自分的にはちょうど良かったです。


とてもリアルな世界で、ダイジンというキャラ感強い猫が一般人に受け入れられている違和感。他の動物がカラスくらいしか出てこなかったので比較できませんでしたが、あの世界での動物のビジュアルは二次元よりで問題ないのか?

ヒッチハイクで行き先が神戸の辺りから、ラッキーガールだなぁとは思っていましたが、特に後半はいろんな偶然の出来事が全てすずめの為に都合よく用意されているように思えました。
芹澤は特に、移動手段としての逆算から登場させたと思えるくらい都合がよく、無味無臭の人物で違和感。

あと、2つ目の要石があるのは絶対新宿でしょう!と思ったらハズレました笑
新宿もちょこちょこは出てきてましたが…

特典の本やインタビューなどを拝見して、もう少し読み解いていきたいと思います。
えみぬ

えみぬ