宇宙飛行士の山田

すずめの戸締まりの宇宙飛行士の山田のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.7
IMAXで見ました。
何から説明すればいいか分からないけど、とりたえず設定が面白かった。
「大地震があった事を風化させたくない」
っていう映画だと聞いて見てみたのですが、九州、四国、関西、関東、最後は東北と話の舞台が変わっていって、その流れがわかった時ゾワゾワ来るものがあるし、なによりIMAXで見てると地震の時の地響きの再現がリアル過ぎて、その瞬間色んな方向(IMAX故の立体音響)から緊急地震速報鳴りまくるし。
記憶は薄れてしまっているけど、12年前の東北大震災みたいな怖さ(関東にいたのですが)が、思い起こされるなあ、と思っていたら「12年前、」と話し始めるので、かなりタイムリーに作っているのだと思いました。
面白い、と恐いが同じレベルで感情を揺さぶられる映画でした。

個人的に東北のシーンで
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
のやりとりをしていた後に一気に畳み掛けられるところは、感動じゃないほうの涙が出ました。
それで思ったのは、幾ら喧嘩をしていても口を聞かなくなっても、行ってらっしゃいや、行ってきますのやり取りは大事にしなければいけないと、強く思いました。
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