苺猫

すずめの戸締まりの苺猫のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.6
観るつもりがなかったのに、軽い考察や3.11の話を聞き興味を持ち本日鑑賞。
物語に入り込めるようにIMAXを選択したけど、結果とても良かった。
映像は鳥肌が立つほど綺麗、音も澄んでいて静かなシーンも轟音のシーンもそれぞれ良い。金額高いからか客層も悪くなく本当に安心して最後までじっくり鑑賞できた。

内容も「君の名は」からの災害をテーマにした3部作では1番気持ちが入ったし、考えることも多く泣いてしまった。
「君の名は」を映画館で観た時、正直期待外れで新海誠監督の作品は私には合わないと感じていて「天気の子」はそもそも観てもいない。
しかし、3.11の震災の時が金曜日だったため、「いってきます」「いってらっしゃい」を言ったままあの時間を迎えてしまった、何気ない日常が尊いものだと気付くという感想を見てどうしても観たくなってしまった。
どうしても過去を思い出す時に震災前か後かという基準にしてしまうが、当時感じていた気持ちは常に忘れず日常を大事に生きたいと感じた。

とにかく声優さんがとても良い。
すずめちゃんの原菜乃花さん、とても芯のあるはつらつとしたJKだったし、草太さんの松村北斗さんは声だけでもイケメンで落ち着いた雰囲気が良かったし、なんと言っても深津絵里さま。とても素敵。
大好きな女優さんがとても素敵な演技で、それだけでこの映画を観た甲斐がありました。
伊藤沙莉さんもちょうど良い、役に合ってる声で耳心地が良かった。

不快に思うこともなく、圧倒的な映像美で気持ちよく観れる映画でした。
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