ややや

すずめの戸締まりのやややのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

絵も音楽も良かったけど、震災をテーマに据えるには脚本が浅い。恋愛要素が逆にノイズな気がする。一目惚れでそこまでそこまでする?みたいな。監督、人間の恋愛ストーリー以外に何の興味もないのでは?

何でもかんでも綺麗に描いちゃうので、絵から怖さとか暗さとか汚さとかそういう人間が本質的に忌避するような要素が全くないので(そういう配慮をしたのかもしれないけど)綺麗に描けばいいというものではないと思う。

あと猫かわいそう。男と猫を天秤にかけて「うちの子になる?」と希望を抱かせた猫のほうを犠牲にするんだ〜と思うと猫好きとしてはモニョってしまう。野良猫に餌与えて飼わない奴と思考が一緒だよ。悪いけどあのお爺さんにでも代わって貰えば?とか思ってしまった。てかあのお爺さん結局説明するためだけの登場なの??

テンポと演出が良かったので最後まで見れたけど、鑑賞後に色々モヤモヤする作品だった。
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