みぞぐち

すずめの戸締まりのみぞぐちのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.7
「隕石」「大洪水」「地震」
これまで災害をテーマにした作品を作ってきた新海誠の最高傑作なんだなと思う。

すずめとダイジンの関係は、環とすずめの関係にリンクする部分があった。
ダイジンの存在はすずめと環の関係を修復させる為に必要な重要キーだったと思う。


すずめの「生きるか死ぬかなんてただの運だ」という言葉は制御不能な自然の前では到底抗えない、圧倒的な恐ろしさがあるんだと実感させられた。

なんで母の形見がイスなんだろうじゃなくて、イスしか残っていなかったんだよね。
3.11を経験した人はアラームも相まって見ていて辛い部分もあったと思うけど、すずめの成長と新海誠が描く情景は、それを辛いだけで終わらせない強さがあると思った。
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