Marie

すずめの戸締まりのMarieのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.0
新海誠って陶芸家みたい。
見るたびにきれいに繋がった世界の緻密さが更新されていく。
今回はティムバートンの映画観た後みたいな感覚。

円、環、めぐるもの
それを根底として、たくさんの温かい思いがつながり私たちは生きている。
何かを大切に思う気持ちは決して一筋縄ではいかないけれど、ふとした言葉が誰かの心の深い支えになったりしている。
吹けば飛ぶような存在だけど、それぞれがつながり、支え、めぐって命をつなぐ。
存在が消えても、形が変わっても、それらの温かさは消えないよ。
日常と、大切なもの。
本音と、温かい記憶。
優しさ。
描こうとしてくれてありがとう。
Marie

Marie