しばたま

すずめの戸締まりのしばたまのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
5.0
メッセージ性が、今まで映画をたくさん見てきた中で、一番ストレートに刺さった。本当に見てよかった。

すずめと草太が戸締まりをするところで毎回泣き、涙が止まらなかった。その場所で今まで日々生活していたであろう色々な人の声がその時聞こえる。
「おはよう」「いってきます」「いってらっしゃい」大事な人と何気なく交わす言葉がこんなにも愛しくて悲しくて。
亡くなった人のことを想い、悼む。12年経った今、直接的な描写も多く描き、改めて今自分が生きてることに感謝できるような映画を作ってくれた新海監督に感謝です。

他の映画だとあまり気にも留めないけど、今回ミミズが上空を覆っているのに気づかずに、会社の中で働いてる人だったり、スマホ見ながら歩いてる人、子供たちが話しながら歩いてる姿を写してるシーンがすごく印象的で。

今自分が生きてることは当たり前じゃなくて、人間いつ死ぬか分からない。
そのことを胸に留めて、後悔なく日々を過ごしたい。
しばたま

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