てらっち

すずめの戸締まりのてらっちのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.4
闇深けぇ…

女子高生(すずめ)と閉じ師の青年(草太)が謎の猫・ダイジンを追って、九州から東北まで各地の廃墟で開く災の扉を閉じながら旅をするロードムービー。。

映画館の予告で気になっていた作品。
長女は予告の猫(ダイジン)が怖かったらしく、6歳の次女と2人で観に行きました♪

何故か映画始まる前の『ドラえもん』とか『鬼滅』の予告で泣いてしまうという(笑)最近涙腺弱くてすぐ泣いてしまう(笑)歳のせい?

そんなこんなで、ウルウルしながら見始めた本作。

『天気の子』を観た時ほどの感動はないけどやっぱり映像綺麗やなぁ〜って思ってたら、緊急地震速報アラートがめちゃくちゃ怖くて、阪神淡路大震災や東日本大地震を思い出して苦しくなった。

職場の同僚から「全然怖くないですよ!猫いい子ですよ」という情報しか得ず、震災をテーマにしてるとは知らずに行ったので衝撃でした。

地震の原因を災の扉から出てくる「ミミズ」として表現してるのとか、要石の設定はなるほどな〜と思ったけど。。

次女ちゃんがミミズ出てくるたび毎回怖がってて、封じ込めに成功するたびに「良かったぁ」って呟いてホッとしてる姿が可愛かった(ノ∀`笑))

謎の猫・ダイジンも可愛かった♪

なんか全体的に『ノラガミ』の雰囲気に似てると思ったのはわたしだけでしょうか?サダイジンは『夏目友人帳』のニャンコ先生(斑)やし(-∀-`

旅の途中で出会う人たちはいい人ばっかりで、あったかい気持ちになりました。
人と人のふれあいっていいなって。

特に、草太の友人・芹澤がナイスキャラで!スコアのほとんどが芹澤票と言っても過言ではないくらい(笑)屋根の閉まらん赤いスポーツカーも、車で流す懐メロも、発言も全部ツボ(*'ヮ'*)
しかも声は神木隆之介!めっちゃいいわぁ(笑)

私的に、アニメはどんな良い作品も声優さん次第だったりもするんですが、そぉいう意味ではタレントさん含め本作は上手な人ばっかりで違和感なく観れました(p゚∀゚q)

エンドロールでお世話になった人たちのところにお礼して回るシーンと、主題歌「すずめ」も良かったです(*´艸`*)

ただ、結局ダイジンが何をしたかったんか分からんし、すずめが扉を締められる理由とか閉じ師のこととか、要石は元の位置に戻さんくて良いのか?とか曖昧なところが多くモヤッとした。私がアホで理解できてないかもやけど。

東京でミミズを防ぐシーンが、私の中の本作の盛り上がりのピークやったなぁ…あそこで終わってたらもっと評価上がってたかも。
あとは取ってつけたような感じやったし。ダイジンが切なすぎるし。
でもその先がなかったら、すずめの物語も終着せんかったんやろし、芹澤の出番減ったやろし。。うーん。

結局のところ、新海誠監督の作品は綺麗すぎて私には刺さらないのかも。。

なんか高評価の方ばかりの中、渋めの評価ですみません。。私の心が荒んでるだけだと思うのであまり参考にしないでくださいね(*´Д`*)笑


余談…
最近の高校生はスマホ一つ身一つでこんなに旅できちゃうもんなんですね!今時やなぁと。PayPayも使いこなせない私には全く現実味が湧かないのでした(笑)
てらっち

てらっち