Midori

すずめの戸締まりのMidoriのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.9
叔母との脆くもある関係と二人のstruggle, 宿命のために自らを犠牲にする二人、主人公の自己犠牲的な愛、自然災害によって失われた人々の命や日常や想いの重さが胸に迫る。故郷•神戸や、過去1年間に訪れた様々な場所を彷彿とさせる田舎の風景、そして移住したばかりの大都会•東京、それぞれがあまりにも美しく、どこか儚く描かれている。
最高傑作かと聞かれたらそうではないと思うが、時期的に感情移入してしまう箇所が多くあり、最後の方はずっと大号泣していた。こんなに映画で泣いたのはいつだろうか。
帰り道のスクランブル交差点が、いつも以上に圧倒的で彩とりどりのネオンで輝いているような見えたのは、新海マジックのせいだろうか…..
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