yuki

すずめの戸締まりのyukiのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

オーストラリアでも今週から公開されて、友達がみたいって言うから一緒に見に行ったんだけど、友達よ、連れて行ってくれてありがとう…。仕事終わりみんなで職場の上の映画館まで猛ダッシュしたけど最初の数分見逃した…でもあれはたぶんめちゃくちゃ最初らへんだったのでセーフ。
ねぇ、君、このあたりに扉はない?のシーンは最初らへんですよね…?

ダイジンの写真がネットに呟かれるところから劇場爆笑の嵐。あと走る椅子ね笑
一番は芹澤くんのオープンカーの屋根のくだり、劇場全員笑ってて隣の友達は腹抱えて笑いながら泣いてた笑
他のシーンも沢山歓声が上がって、日本のアニメーションにこんなにリアクションしながら楽しんでくれてて何故か勝手に嬉しかった。

最後の方は友達に大丈夫?ティッシュいる?って言われるくらいボロボロに泣いてた。本当に事前知識何もなく観て、幼いすずめちゃんが3.11の日記を黒に塗りつぶしていて、お母さんを探すシーン、東日本大震災のことを思い出して、その日いつも通り“いってらっしゃい”って見送ったまま会えなくなった人はどのくらい居るんだろうと考えた。自然災害がミミズみたいに可視化出来て止められるようになれば良いのにね。

人の心の重さが、その土地を鎮めてるんだ。それが消えて後ろ戸が開いてしまった場所が、きっとまだある
って草太が言ってたけど、結局要石だけでは鎮められない…?

ダイジンは最初きゅうべぇかと思ったけどちょっと(大分?)不器用な愛すべき猫ちゃんでした。すずめのうちの子にはなれなかったの辛すぎて…幸せになって欲しかった…

手放しにハッピーになれる映画ではなかったけど震災の記憶を忘れないよなうな作品を作ってくれて新海誠監督ありがとうという気持ちです。
yuki

yuki