星崎

すずめの戸締まりの星崎のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.2
別に奇をてらいたいとか、カッコつけたい訳じゃなくて、映画でやる必要ある物語なのかなあと。
まず、主人公のバックグラウンドとか最初に分かりづらくてストーリーに没入できない。

アニメなら、主人公のくせや口調でうまく描くけど、すごく無機質に思う。
ジブリとかはそこらへん上手く描く。なんとなく人間味がないのよなぁ。

なにか原因があって主人公がそうだとしても、観る側は演技をみる。表現を見る。
例えば一般人が舞台に立って生活を見せて、それが表現と呼ばないように。リアルすぎて物語として入ってこなかった。

もうちょい主人公に魅力が欲しかった。あと災厄が、物語の要だけというか。リアルを描くならもうちょい周囲の人間関係や、醜悪さを描くべき。相対性がなく、やたら親切なモブキャラにイケメンに、なんだか没頭感が削られた。
これがめちゃくちゃアニメ調な絵ならいいけど、リアル風のアニメ絵だから違和感。

私もミーハーになりたかった…。でも新海誠は2回見ると面白いし、考察班が優れているので、それを踏まえて観たいし評価したい。
星崎

星崎