まほ

すずめの戸締まりのまほのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

私が正しく理解できていなかったり、見落としがあったりするのかもしれないけど、これを震災でやる意味があったのかが分からなくて、つらくなってしまった。

つらいことがあっても乗り越えていける、いつか光が差すという前向きなメッセージを伝えたかったのだとしても、それは最後に主人公の口から直接的に語られる。大半の時間をかけてこの物語が何を伝えたかったのか分からない。

特に要石の表現がつらい。誰かが要石にならなきゃいけなくて、それがダイジンだったり草太だったりするんだけど、天災って誰かが犠牲になることで防げるものじゃないじゃない。あれが何を言いたかったのかわからないし、何も言いたくなかったんだとしたらあの表現はやめてほしいとすら思う。どこかの土地が犠牲になればいいということ?とすら思う。誤解だろうけど。要石が気になって気になって他の良かったところ全部見落としたのかもしれない。

私は誰か身近な人を亡くしたわけでも、生活に甚大な被害を受けたわけでもないけど、あの日を忘れることができない。
震災を経験した人がこの映画をどう感じるか知りたい。

劇伴はよかった。RADWIMPSミュージックビデオじゃない。

大事な仕事は人から見えない方がいい
この言葉だけ大事にしまっておこうと思った。
まほ

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