NaotoNishihira

すずめの戸締まりのNaotoNishihiraのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
1.9
僕は許せない
脚本が支離滅裂
現実の人間とは程遠い思考
なのに無意味な表面的なフェティッシュばかりが描かれている
細田守も新海誠も描きたいテーマなんて無いのに女性特有の仕草を誇張して描いて
さも人間を描いた気になっている。

宮崎駿が好きなのは分かるが
行動の必然性が無ければ演出に何の意味もない
例えば本当に急いでる時に無意味に人の周りを回ってから走り去ったりしない
身内の女しか居ないところでわざわざ女の色気だしながら飯食ったりもしない

あの気持ち悪い猫にもわざわざ酷いことを言わせたりして、それはミスリードではなく
ただ観客を騙しているだけだ

日本は現実に常に地震に見舞われてて不幸に遭った人も沢山いるわけで
アニメで扉閉じて地震から日本救ってる人が居ますって言われても誰も救われない
それはあまりにも現実からの隔たりが大き過ぎるからだ

震災被害に遭ってない人なら
あー俺はただいまもおかえりも言えるから
幸せなんだなぁって思えるかもしれないけど
そんな映画で良いのか?

この映画を観ても夢なんてみれるはずがない
新海誠の幼稚な妄想と、地震大国日本という現実だけが残された2時間だった。