このレビューはネタバレを含みます
新海映画は型を手に入れた感があり、的を大きく外すことはないだろうなという安定感がある
気になったのは、劇中の問題ってそもそもすずめが要石抜かなければ起きなかったことなんじゃ？という疑問
自分で起こした問題を自分で解決しただけで、要するに不良が更生した話なので、マイナスをゼロに戻しただけで何かを手に入れるのは違うよねと
終わった時に腑に落ちない感覚がありました
あとシンプルに「女子高生に手を出す大学生」は主人公としてあまりよろしくないんじゃないかと…「イケメンにコロッと落ちる女子高生」も同様に…応援しにくい
地震をテーマとした本筋に恋愛要素が絡む必然性もなかったので、結局恋愛をオチにするんかいとずっこけました
最後の再会シーンは蛇足だったように思う
震災を意識した重みのある設計も、途端に陳腐に見えます
なんとなくで面白いのは素晴らしいことだけど、ノリで誤魔化されているような気がするかな？
