まつこ

すずめの戸締まりのまつこのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.8
新海誠作品で一番好きになった…かも。震災を事細かに描くのではなく、戸締まりで塞いでいこうとする試みは割と好きだし(本当にそんなことできればいいのに…)、幻影のカラクリも良かった。(禍の起因には目を瞑るとして…😖彼女を好きになれないよね、あれじゃ…)

声優すぎない凛とした深津絵里の声も心地良く、あの言葉も余計に響いた。大事なことはそこでなくとも嘘でもない言葉は心を抉るよね。これから気をつけなきゃなぁと感情を掻き乱された。ただ、めっちゃ良かったその後のドライブがジュークボックス化として「あ、新海誠やったね〜」って妙に思い出して笑ってしまったのは良かったのかよくわからん🤭

ジブリみは否めないけど、今までの様なクドサがなく、万人受けする作りになっていたと思う。でも、震災に関する作品であることを知った上、家で観てたからそう思えるのかな。

何が起きても乗り越えるのは昨日の自分なんだと、少し背が伸びたから、「新年早々に観るもんでもなかったかな…」と思っていたのだけど、思い起こして書いていると、今をめーいっぱい生きてやろうと思えるから、悪くはなかったんだと思う。
まつこ

まつこ