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夏へのトンネル、さよならの出口のshimashimaponのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

欲しい物が手に入るという噂のウラシマトンネル。高校生の塔野はある日偶然ウラシマトンネルを発見する。塔野と転校生の花城はそれぞれの欲しい物のために共同戦線を張るのだった。

内容はよくあるよねという感じのストーリー展開に多少の恋愛要素。

花城さんは最初いかにも訳ありです風を醸し出していたのに、欲しい物の話となるとそんな話?という気持ちになった。

大切だということを強調するためだけに顔面を殴られた、今やコメディ漫画にしか出てこないような転校生をいびる意地悪同級生の使い捨てぶりもなかなか。花城とお互い謝っているシーンも、花城は前に進んでるんですよという暗示ではあるけど、申し訳程度というところ。

映像は確かにきれい、でもよくあるやつ。「紅葉」「海と雲」「花火」。とはいえ、全てがよくある感じに収まっているので安心して見られますね。

ところで連れ戻したキイちゃんを結局捨てた形になるのは悲しいです。

特典のその後の小説ですが1年後で一緒に暮らしてるのにまだお互い名字呼びなんですね。人それぞれと言われればそうですが…だいぶ違和感あり。
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