たじー

夏へのトンネル、さよならの出口のたじーのネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

男の主人公の声優の演技が普通に下手なんですが、それが逆に彼のキャラクターを強調していてこんな演出もあるんだなと少し感心しました。ただ、感情が昂ぶるシーンにおいては思うところがあるので、全肯定できるというわけではないです。
ウラシマトンネルの設定はちゃんとつくってあり、それを検証していく流れもスムーズでした。個人的に気になったのは、ウラシマトンネルへの行き方について作中で描かれた以外に方法はないのかという点です。あのような場所であれば「行き方」も重要であると思います。ガラケーの時代なのでスマホアプリはありませんが、地図で照らし合わせれば、ウラシマトンネルの大体の場所の見当はつきます。そのため線路を通る以外に行く方法はあったのかという点についても検証する必要があったのではないかと思います。
ストーリー全体としては、それなりに面白かったです。「欲しい物が手に入る」ということに始めから違和感があり、その回収がきちんとされたためよかったです。
たじー

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