まろやかパワー

夏へのトンネル、さよならの出口のまろやかパワーのネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

ツッコミどころを書いていきます
・花城さんが最初に止めなければ主人公は妹を迎えに行っていた。急にトンネルの検証をしだすけど、さして意味はなく嵩が増している。苦しい毎日を過ごしているので通常すぐにでも妹と再会したいと思うのでは。

・花城さんの性格が悪い
転校先の初日から態度が悪すぎる。誰に対しても喧嘩腰なので、普通はやばい女近寄らんとこセンサーが働くはずだが、主人公は好意を寄せていく。もう少し現実設定に寄せてほしい。

・花城さんしかほしいものを手に入れていない
漫画家、主人公を手に入れているが、主人公は妹を手にせず13年間無駄にした

・主人公は妹を連れて帰ればいいのに置いていった
本人は14時間ちょっとしか経っていないのに心変わりがはやすぎる。一緒に連れて帰ればいいのに。妹がおにいちゃんの好きな人と3人で暮らせるねって言ったのに伏線を回収しない。よって主人公は13年の時を捨て、13年前でも得られたヒロインを再取得した。

♦︎細かいところ
・ひまわりどこから出てきた
駅のホームのシーン。ひまわりは線路の奥のフェンスの先に生えているはずだが、主人公が画面から切れて急にひまわりを持っている。一瞬で線路を飛び越えてひまわりをとった。

・トンネルに入るわりに装備薄過ぎ
トンネルの下は水浸しで、一定以上進むと寒いはずなのに半袖半パン普通のスニーカーで挑む主人公。わかっているはずなのに寒がっているしびしゃびしゃになっている。冬山装備くらいで挑んでほしい。

・坂を転げて尻餅をつく
ジブリの宮崎さんのやつをやりたかったのかな。

結論
1時間半の映画館の空間に閉じ込められているようだった。背景はすこぶる美しく、携帯のメールを打つシーンは素晴らしかった。血が流れているキャラはいまいち共感できない。
13年の時間は無駄にしている人生なので日々を大切にしようと思える映画だった。