このレビューはネタバレを含みます
2023/06/25視聴
なくしたものを取り戻すためにウラシマトンネルに入るカオルとある才能がほしいあんず。ただしトンネルに入ってしまえば普通の何倍と時間が進んでいく。
ガラケーを使っていることからひと昔前の時代背景。カオルの父親がとんでもない親父で妹のカレンを亡くしたことをいつまでも嘆き酒に溺れ、息子のことは口では家族と言うがただ独りになるのが嫌なだけのダメ親父。勝手に再婚すると言い出す。
漫画を描く才能がほしいあんず。あんずの作品を担当が評価したことで自身の才能に気づく。カオルとはトンネルで願いを叶えるため協力し合う仲。
妹を取り戻すためにひとりトンネルに入り戻ってこないカオルに届いたあんずからのメール。なくしたものを取り戻したいという思いがトンネルのなかでは消したはずのあんずからのメールが残っている。
あんずがずっと返しそびれたカオルの傘をお守りに待ち続けていたところが印象的。
漫画を褒めてもらったときに喜ぶあんず可愛い。
あんずよりカオルのほうが繊細でひとりでトンネルに行ったシーンはあんずに止めてほしいと思ってた。一度トンネルに入った人を後から追いかけることは難しいのかもしれないけれど。
