最初はそんなに期待していなかったけど、ストーリーも含めあまりに綺麗な作画に思わず見惚れてしまっている自分がいた。
・トンネルの奥行き感と景色
・爽やかなキャラクターデザイン、多分全人類好き
・駅のホームでの雨の繊細な表現
最終的に傘の伏線回収といい、内容に関しても「君の名は。」のような若干SFっぽさも交えたファンタジー系が好きな人はかなりおすすめ。
「思春期真っ只中で10何年も同じ人のこと思い続けることなんてできんやろ!」と現実味に欠ける部分もあったが、まあそれはご愛嬌。カオルとあんずの2人がずっと眩しくて仕方がない1時間半だった。「ああガラケー時代ってこんな感じだったな」としょっちゅう問い合わせセンターに繋ぐあの時間もなんだかエモい。
制作会社CLAPの作品『映画大好きポンポさん』のセオリーどおり、コンパクトにまとめられたテンポの良い作品。現代人にとって2時間を超える映画はかなりきつい・・・個人的にかなりおすすめ!