試写があたったので東宝試写室で拝観。
この映画を知った人が1人でも多く黒澤明の「生きる」を観ることに期待したい。
この作品に対して
悲しい話で寂しい表情をして、泣きたくなるような音楽をつけた膨れあがった悲哀の映像は、押し付けがましく私達が悲しみを感じる余地がなく、「生きる」とは何かということも考えさせてくれもしない。
美しい風景を見出すためであろう俯瞰・スローなパンショットやゆるりとしたズーム、人物が会話する度に切り替わるカットは本当に興醒めだった。
おしゃれっぽいカメラワークはマジでお腹いっぱいだから真っ向勝負で監督が美しいって思うものを丸裸にぶつけてきて欲しい。
ウサギの人形はどっちの作品も可愛いね!