実はまだ黒澤の『生きる』はお恥ずかしながら未視聴。でも話の内容は大体知っているという状態で今作視聴。
鏡の使い方が終始印象的だった。僕もなりたいもんです、ジェントルマン。
葬儀の帰りの電車で「誓お…
日本版オリジナルは未見
脚本がカズオイシグロだったのと、ジャケットのビルナイ氏が絵に描いたような英国紳士だったのに釣られて鑑賞
山高帽の紳士たちが揃って蒸気機関車で通勤するのが時代だなぁ
子供の頃…
「ゴンドラのうた」が聴きたくなる
日本版も本作も時代背景は1952・3年、と同じだが、本作はカラー作品で、
当時の国の文化の違いもあるが、こちらはこちらで十分味わいがある。
ラストは曲こそ違えど日…
いきなり東宝のマーク。『生きる』と同じくスタンダードサイズの画面。そしてラストのエンドマーク。黒澤明監督に対する敬意が随所に感じられました。
『生きる』は出演料以外にあまり製作費が要らないはずなの…
オリジナルの作品は未見。
真面目に何のトラブルもなく市役所職員として、上司として、父として、過ごしていた主人公に宣告された余命。
堅実に過ごすことはできるけど、果たして自分は人生を生きているだろ…
終始無駄がなくて丁寧。浮きも沈みもしないこのテンポ感が観ていて心地良かった。
私が思い描く「ザ・イギリス」の風景だった。天気はいつも曇り気味で何となく湿った地面、通勤電車に乗る「紳士」達の姿。
ビ…
この作品を観て「こんな生き方は嫌だ」と思う人もいれば「こんな死に方をしたい」と思う人もいそうなのが良い
マーガレットのように生き生きとして魅力的な人やピーターのように意志を忘れないでいてくれる人がい…
もうすぐ死ぬとわかったからこそ、役所内であれだけ動けたとも思います。
余命宣告が無かったら、もっと違う、治る病ならこんなふうにはできなかったでしょうか。
紳士になりたくて、頑張って周りに合わせてい…
傑作すぎる。
残りの人生が少ないと悟った時、果たして自分は今までの人生を肯定的に思えるのだろうか。それとも思えるようにするのか。
自分が自分であるためには、とことん他者貢献なのだなと感じる作品。…
(C)Number 9 Films Living Limited