「Good morning gentlemen 」
「一番高い書類の山を引き継げてラッキーね
その方が忙しいフリができる
"山は高く"が第一の掟よ」
「それではご婦人方こちらへ」
「付いてきてウェイクリング君」
「私たちの方が詳しいわ」
「貯金を下ろしてこの街に来た
"人生を楽しむ"ためです
でもやり方が分からない」
「ガンの宣告を受けて気付いた
"彼女を見ろ！1日でもあんな風に生きたい"と
あの日の君を見て思い出した
生きるとはどういう事か
君が私をゾンビと呼んだあの日に」
「夕暮れ時に公園で遊ぶ子どもを見た事は？
母親にまだ帰りたくないとねだる姿だ
親の隣で大人しく黙っている子よりずっと良い
私もそうなってはいないか？
それだけは避けたいのだ
生きる事なく人生を終えたくない」
「おはよう諸君
あのご婦人方の書類はどこだ？」
「なぜ息子さんには話さないんです？」
「私には息子がかわいいんだ」
「ご婦人方 諦めてはいけない
必ず道はある」
「腹が立たないんですか？」
「私には怒っている暇はない」
「皆、今日ここで誓いを立てようではないか
課長のように生きると
彼は教えてくれたんだ
我々が本気になれば物事は進むのだと」
「署長は気にするなと言うけど
あの時声をかけるべきだったんだ
でも彼が
あまりに幸せそうで」
