ナイトリッチ

生きる LIVINGのナイトリッチのレビュー・感想・評価

生きる LIVING(2022年製作の映画)
3.8
★役所勤めのビル・ナイ課長は淡々粛々と過ごし、住民の訴えも他人事でたらい回し、息子夫婦からは邪魔者扱いの日々でしたが、ある日末期ガンの宣告を受ける。

◯テンポは良いけど、全然テンポ良くしてくれなくて良いんだ、『生きる』は

◯志村喬をビル・ナイにやらせたのは正しすぎる

◯海外の役所もこういう感じなの?

◯いざお金を手にして何かしようとしても、楽しいこと・やりたいことが思いつかないの絶望すぎる

◯苦しそうなビル・ナイ、見ていられないよ、、

◯若い女の子を見ていると元気になるの、全年齢共通だから、、、

◯ビル・ナイのスーツ姿、あまりにも絵に描いたジェントルでうっとりする

◯“死んだように生きてる”の描写、つらい

◯「今日は映画の日なんだ」が切ない

◯「仕事で何かを成し遂げても、別にそれは人類のためになったとかそういうことではなくて」という話、じんとする。生きるってそういうことよね

◯黒澤明の『生きる』に漂っていたあのきつさ・悲壮感・人生の虚しさ(だけど我々が生きて残したものは決して無駄ではないっていう温かさ)はなかなか出せないよね。日本映画はお国柄か、文学的な話が得意なんだなあ。いや文学というか、仏教?的な感じ…?上手く言えないけど、、

◯まあでもこれはこれでよい

◯えっカズオ・イシグロが脚本書いてるの??すごい