無観客の回が相次いでいると聞いたのでスーパー3助を見習って「俺が見なけりゃ誰が見るってんだバカヤローコノヤロー」の粋な使命感でど真ん中の席取ってやりました。
人生で初めて自分しか客のいない映画館で映画を見るという贅沢な体験ができたので見てるときの高揚感がすごかったし山下泰裕が「目先の勝利にこだわるのか、それとも人生で勝利するのか、どっちが大事か、アスリートというのは・・・」みたいなことを話しているときに堂々と屁をこいてしまっても誰にも怒られなかったこととは関係なく最後までしっかりと見させていただきました。
オリンピックの映画ってまんべんなく総括したニュース映画みたいなのを作らされるのかなと思ってたんですが卓球とかバドミントンみたいなスポーツニュースで取り上げられた映像とかあんまり出てこなくて、結構自由に作っていいやつなんだなってびっくりしました。
次のサイドBは時系列的には多分サイドAより前の話が大部分のはずなんですがAが先に公開でよかったなと思いました。BはBで延期やら反対運動やらで現実に超困難にあった組織で働く顔も知らないけど超頑張った人達のことを見れると思うのでドキュメンタリー的な面白みはあるはずなんですがそもそもこの監督がAだってこういう作りなのにBなら尚更自分の色を出してきそうで、色々な立場を考えさせられてしまうのでそのあとにAのアスリートの描写見ると変な視点が入りそうな気がして、だからそういうの全部抜きにしてAを楽しんでBに切り替えて、そっちはそっちで別のかんじを楽しむっていうのが真っ当な流れだし実際そうなってるんでよかったなあと思いますし何より井上康生のデコが極端に狭くて生え際がピシッとしていてとても羨ましかった。
