ジェイティー

ザ・ロストシティのジェイティーのレビュー・感想・評価

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)
3.4
小説家のロレッタは新作の宣伝ツアー中に実業家のフェアファックスに誘拐されてしまう、彼は彼女の新作を読み幻の古代都市の手がかりがあると信じていた。一方誘拐を目撃した小説の表紙モデルであるアランは彼女を追いかけ古代都市があるという島に乗り込むお話。

2000年代辺りのアップデートされていない感じのロマンス映画ですが、
とにかく出てる役者さんは豪華でサンドラ・ブロックじゃないと成立しないなと感じさせるのは流石だと思います。
ロマンスコメディなので仕方がないのですが、アクション部分や謎解きなどがちょっと中途半端でしたが、始まりから終わりまでこの手のジャンルの秩序を守りつつしっかりと前半の伏線を後半の回収をしていたのでそれなりに楽しめたと思います。

ブラピとサンドラ・ブロックはいつまでも素敵ですね。
チャニング・テイタムはジャンプストリートシリーズが好きなので、今回もどっか面白いオーラが出ていて良かったです。
個人的にチャニング・テイタム演じるアラン登場とアクションシーンで武藤敬司の旧入場曲として知られるヨーロッパの「ザ・ファイナルカウントダウン」が流れるのはツボでした。

けれど個々のシーンで光るものがあったのは事実ですが、冒頭でも書いたようにそれらの組み合わさり方が悪いのかどうにも突き抜けて面白くなってないように思います。
弾けられる面子なだけにその辺は非常に残念でした。

最後に、本作は恐らくかなりウィットに富んだ会話劇を繰り広げていると思われるのですが、微妙なニュアンスが伝わっていないんだろうなと自分含め周りの反応を観ていて考えておりました。
だとするとコマンドーのように吹替えの方が面白いパターンかもしれないのでレンタルになったら再度鑑賞してみようと思います。