アドベンチャー要素を絡めたロマンス小説を書くロレッタは、夫の死後、引きこもり状態。
新刊の宣伝ツアーに嫌々ながらに出席することになった彼女だったが、イベント後に拉致される。
拉致の首謀者で富豪のフェアファックスは、ロレッタの新刊に出てくる場所は実在する遺跡であり、そこに眠るお宝を探し出すための協力を迫る。
一方、目の前で彼女を連れ去られた本の表紙モデルであるアランは、彼女を救い出すために動き始めるのだが・・・。
このメンツで、こんな緩くどうでもいい内容の作品を作ってしまうのは、ある意味贅沢と言えるのかもしれません。
ドタバタ展開のアドベンチャームービーの体はとっているものの、アドベンチャー要素は薄く、7割はコメディといった塩梅で、そのコメディ部分も笑っぱなしになるほどでもなかったりするので、なんともバランスが悪い感じ。
こうした字幕泣かせのコメディは、特に日本人向けではないと推測されます。
今年（2022年）9月公開の「ブレット・トレイン」にサンドラ・ブロックがカメオ出演していることから、そのお返しにブラッド・ピットも本作に出たそうですが、とても雑に扱われていて、そこが一番笑えるところかも。
チャニング・テイタムは、そろそろいい役に出会えるといいのになぁ、なんて思いながら、優しい視点での鑑賞となりました。
とても緩い感じで楽しむおバカ映画。こういうのもまぁ嫌いではないです。
