メタ壱

ある夜、彼女は明け方を想うのメタ壱のレビュー・感想・評価

3.1
心の底から好きになった男性と学生の内に結婚した《彼女》。
幸せな日々を送っていたけれど、彼のアメリカへの転勤と自分の就職内定が重なってしまい二人は離れ離れの生活を送る事に。
そんなある日《彼女》は仕方なく参加した飲み会で一人の男性と出会ってしまう…というお話し。

入学、社会に出る、結婚するなどなど、人生には新たなスタートが何度もあります。

最初は新しい世界への期待でドキドキワクワクするけれど、はじまって少ししたらそれはただの日常になってしまいます。

あれだけ頑張って受験した学校生活も退屈になったり、心の底から希望して入った会社もイヤになってくるし、とても好きだった人との結婚生活も恋愛とは別のものになってゆく。

特に若い頃はそんな新しい世界に憧れ、それを求めてしまいます。
そして時には大きな失敗も。

綺麗事だけじゃない人生ですが、それらも含めて振り返ってみるとなんだか悪くないような気がしてきてちょっと不思議です。

まぁ《彼女》は悪いけれども(笑)
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