だいこんおろし

魂のまなざしのだいこんおろしのレビュー・感想・評価

魂のまなざし(2020年製作の映画)
3.9
フィンランドを代表する画家のヘレン・シェルフベック53歳から61歳までの時代。
美術界から距離をおき、片田舎で絵を理解しない母と暮らしながら制作を続ける日々。鏡に映した自分の顔を見つめ確かめ絵筆をとる。寡黙な時間に諦観が漂っていた。
ある日画商とともに年下のエイナルが訪ねてくる。彼女の絵に惹かれたという。それは彼女に友情以上の大きな歓びと深い葛藤をもたらした。
彼女を支える友人や母との関係を繊細に描きつつ、光と影の風景、ピアノの音色が心に沁みた。
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