このレビューはネタバレを含みます
人を好きになる気持ちと画家が何かを描く行為に類似性を感じ、恋愛について繊細に表現されているように思えた。
そう考えると自画像と言うのは、画家の孤独を強く感じる。
劇中、エイナルはヘレンの本を、ヘ…
ミスタービーンが美術館でいらんことしたときにでてたあの女の人が横むきに座ってる肖像画の作者の話
エイナルとは身の丈にあってない感じはしたけどなんだかな
いくら友情っていっても男と女だし肉体関係があ…
シーンのひとつひとつがまるで絵画のようで美しい。ある(あの時代では珍しかったのだろう)女流画家の人生。歳下の男性との恋、自分で稼いだ金を家長である兄に持っていかれる理不尽さ、母と娘の関係、親友との関…
>>続きを読む個人が認められつつある時代。
時代に追いつけない古い人間たち。
自分の優先順位や価値が変わることを恐れる人たち。
体裁を重んじる社会の中で、表面的なものを削り取り、内面をえぐり出すような自画像を描き…
不当な扱いを受けながらもそれを見過ごされてきたマイノリティの人生の読み直しのひとつとして観た。シャルフベックの絵の中に入り込んだみたいな完璧な画の連続。
途中のエイナルは何がしたかったんだ。鈍感な…
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ヘレンとエイナルが、お互いのどこに惹かれたのか・・・
ヘレンはエイナルの若さと見た目に惹かれ、
エイナルは画家としてのヘレンに惹かれていたように
思えるので
エイナルに恋愛対象として見られていなか…
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静謐さに浸るひとときだった。
純粋さゆえに外界を拒絶する
ような時間が画かれる。
人は生活環境で変化する。
厳格な母の存在は
自身の道を阻む者か?
貴重な悩みの種か?
という思いに至る
主人公の…
シャルフベックは逃げずに自分と深く向き合いながら生きてきたから絵を観るこちら側もすごく内省的になるんだろうな。
作品のマチエールも大好き。
随分年下の男性との恋に破れたというのは展覧会の図録か何かで…
フィンランドの画家ヘレン・シャルフベック。50代に出会った年下男性エイナルとの恋愛、病気、母との確執を乗り越え絵を描き続ける。
「立ち上がる時は鋼のように強く」
演じられた女優さんは凛とした美し…
©Finland Cinematic