魂のまなざしの作品情報・感想・評価

「魂のまなざし」に投稿された感想・評価

映録助

映録助の感想・評価

3.9
灼熱の魂の時間を調べようと映画館のサイトを見るとこの映画を発見。続けると「灼熱の魂のまなざし」なんて。
予告編を見てうっかり感動してしまってこっちを先に見ることになってしまったでありますよ。
絵を描くという行為が美しく尊い。
気づけば画家を映画にする作品って増えてきた気がする。ひとつのジャンルになるんじゃないかな。
同じく絵を描く行為を撮影しているだけでエモーショナルなシークエンスになっているのが「ある画家の数奇な運命」だけれど、それに匹敵する。
そしてその質素な暮らし方や簡素ななかにも豊かさを感じさせるちょっとしたディテールの衣裳や、後半フィリップグラスを彷彿させるコード進行のサウンドドラックなど、静謐さのなかの豊穣と言える(いやちょっと言い過ぎ?)作品。
本当はこういう作品は人知れずそっとしておきたい気もするのだけれど。
naem

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3.5
フィンランドでさえ100年前はあれほどの男性中心社会だったのか。「女のものは男のもの」って、ふざけたことを。
あの年下男がよくわからん。鈍感なのか、わかった上での言動か。
イマイチ入り込めなかった。
わわわ

わわわの感想・評価

4.3
時間も心も、ヘレンの繊細な感情がすごく細くてキラキラした糸みたいで、映画館のスクリーンの外にもれてくる感情を辿ってるみたいな
痛いくらい悲しみとか愛しさが伝わってきて、常にどこか悲しいというか
画家の笑顔の裏側は悲しいものよ、みたいなセリフもあったけど…

作家は作品を説明しない
着想は内側と外側から湧き出てくるもの
湧き出てくるけど、終始絵を描いてない時間も自分の心と頭と向き合ってるわけで

それでも心に閉じ込めてる物を表現できる唯一の方法

涙のシーンとか、心が痛すぎて涙出てきてしまったけど、苦しさに負けないくらい美しくて見終わった後はちょっと心スッとした



私はちゃんと向き合いきれなかったけど、コンセプトを説明しないととか、評価とか、外側ばっかり意識しててどんだけ自由に描いてても自由じゃなくて、描き進めてても常に辛かったな
筆がのり始めた瞬間眉間に皺よるのとてもわかる 画材に乗せて感情大爆発
rexsolus

rexsolusの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ともかく映像が綺麗。緻密に構成された美しく無駄のないワンカットワンカットを眺め、ハエのかすかな羽音にに耳をそばだててるだけでも心地よい。物語としては高齢の女流画家の19歳年下の男性との微妙な関係と一方的な?失恋を描いているので、一種の大人のラブストリーなんだろうけど、見ていてややイタイ。今回あらためてフィンランドの国民的画家というヘレン・シャルフベックの作品をざっと見直してみたが、セザンヌ風、マネ風、マリー・ローランサン風と、同時代の最先端の作風を取り入れて使いこなしおり、画家としての実力は相当なものだと思うが、それほど独創性はないのかも。しかし、20世紀初頭の北欧にも、古い慣習に抗って生きたこのような女性画家がいたのだということは覚えておくべきだろう。

このレビューはネタバレを含みます

フィンランドは遠い国、通貨ひとつ馴染みがない。現地の人々には当然のことかもしれないが、見ていてよくわからない点はところどころあった。それでもこれはストーリーを追う映画ではなく、ヘレン・シャルフベックという画家の、ひとりの女性としての側面を描いた作品であり、細かい不明点はそれほど重要でない。そう思ったのは、彼女の絵画制作そのものに対するエピソードがそれほどなかったからだ。毎日の掃除、皿洗い、食事、そして恋、失恋。女性の低い立場、家族とのいさかい、友達との支え合い。画家という存在の裏にあった日常が静謐に描かれる。

だからこそ原題は「HELENE(ヘレン)」であり、「ヘレン・シャルフベック」ではないのだと思う。『魂のまなざし』だと、画家としてのヘレンに注目しがちにならないだろうか?「ヘレン・シャルフベック」という画家を日本に紹介する、という意図もあったのだろう。私自身この映画でヘレンを知ったし、その作品もこれから注目したいと思う。しかし映画のテーマとはどうもずれてしまっているような気がしてならない。

主演のラウラ・ビルンによる、おおげさでない、空気の動きのような、ヘレンの気持ちの表現は見事であった。あんなにイライラとアトリエの時間を過ごしていたヘレンが、エイナルの前では少女のような瞳になった。また、この映画の見どころとして、フェルメール、ラ・トゥール、ゴッホなどの名画を模した場面の数々も欠かせない。公式サイトには紹介がないようだが、パンフレットには解説がついていた。日常のシーンでも森や海、ヨーロッパの重厚な建造物も、音楽とあいまってとても美しい。美術ファンならずとも絵に魅了されることだろう。いい映画に出会えたと、心から思う。
おしゃれ映画。絵画みたいな構図で撮影されているシーンがちらほら。髭男へのお前なんなんだよ感。
この時代の生活をゆっくりながめているだけでもすごくよい時間だった。
休みの日に余裕を持って観れてよかった。
cocco

coccoの感想・評価

-
成功を阻む究極の障害、という言葉が印象に残っている

海、きれいだった
文化村出て、からっと晴れていたのも、それが夕方だったのもよかった
hasema

hasemaの感想・評価

3.7
ラウラ・ビルンがステキ。
美しい。
服もステキ。
フィンランドだなあ。

男性陣はあまり魅力的に感じなかった。実物に寄せているのかな?リアリティはあるが。

どこを切り取っても絵になる映画だった。
フィンランドだなあ。

フィンランドとて、ほんの少し前は、こんなに男性主体の国だったのだなということに驚いた。日本も今はダメダメでも、まだこれから変化する可能性があるってことだ。数十年後に30代の女性首相が誕生するかも。諦めないでいよう。



真夏に見たけど、フィンランドの寒さが伝わる映画だった(笑)
走ってキャンバスに帰るシーンに震えた。

フィンランドでは、女性が首相になっても、女性だってことには誰も触れない。男である女であるは、誰も気にしてない。という話を聞いた。そうなる前のフィンランドは、男が!息子が!女性の画家は!だったのか。希望があるな。
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