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吸血鬼ストラセックの417のネタバレレビュー・内容・結末

吸血鬼ストラセック(1982年製作の映画)
1.9

このレビューはネタバレを含みます

どこを切り取っても一枚絵のような映像の美しさ。雰囲気でぐいぐい見せるタイプの映画です。
残念なのは字幕がイマイチなこと。翻訳というよりも直訳といった感じで、物語の中に集中しにくい。
主人公の子供時代の前半と、死に際の母の「父についていくな」という遺言を守り一人生きることにした主人公が成長した後半に別れているけれど、どうしてそうなったかなどの詳しい説明はない。
おそらく父親が吸血鬼だったと思われるが説明もなく、少なくとも前半の子供時代の主人公は日中も活動しているように見える。大人になって体質が変わったのかもしれないけれど「吸血鬼です」といういかにもな表現は無い。
強いて言えばジャーナリストの女性が来た直後、羊を抱えてどこかに走って行ったシーンが、人を襲いたい衝動をこらえて羊の血で我慢した、ということなのかなとも。

雰囲気を楽しむにはすごくいい映画でした。
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