Rita

骨のRitaのレビュー・感想・評価

(2021年製作の映画)
2.8
アリ・アスター監督が製作総指揮を務めた短編。

2021年、新憲法草案の議論が進むチリで、ある映像が発掘された。それは、少女が人間の死体を使って謎の儀式を行っているもので、その儀式に登場するのが、権威主義と寡頭政治のチリを築いた中心人物、ディエゴ・ポルタレスとハイメ・グスマンであるそう。

チリの政治的な場面において批判的なアニメーションで訴え掛けている。このような社会に贈る作品を作るのがレオン&コニーシャの作風なんだなと思いました。

人形である少女が時々人間のように見えたり、同一人物で人形と人間を撮しているのは変わっていて面白い。骨から人間の姿へと変わって人間をペットのように首輪をつけているシーンは不気味でゾッとした。眩しい映像に音割れというのもあって寝てしまっていたのでもう一度観賞しに行きました。この短編を食べ物と飲み物で乗り越えて、やっと「オオカミの家」を観賞して来ました。
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