れん

エンパイア・オブ・ライトのれんのレビュー・感想・評価

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)
3.9
冒頭から撮影ロジャー・ディーキンス、音楽トレント・レズナー、アッティカス・ロスの才能が遺憾無く炸裂し、思わず涙が溢れてくるほどに美しすぎるショットとメロディのコラボレーションに心奪われる。想像以上に繊細なテーマを扱い、不透明で視界のぼやけた不安や心に痛みを抱えた者たち。暗闇の中を手探りに彷徨いながらそこを明るく照らしてくれる映画という希望の光や夢。オリヴィア・コールマンのどんな役柄でも安心感、魅力ある演技、マイケル・ウォードの若くも芯のある青年を力強く演じる、トビー・ジョーンズ演じる映写技師も印象的。
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