松本雅利

ティルの松本雅利のレビュー・感想・評価

ティル(2022年製作の映画)
3.9
 今年みたキラーオブザフラワームーンは、インディアン差別のことを描き、この作品は南部の黒人差別。差別というだけでは重すぎる50年代の闇を描いた作品だった。そして、現代も黒人差別はなくなっているとは言いがたい。警官に殺さられる人数は黒人が圧倒的に多いらしい。
 我々はニューヨークとロスアンゼルスをもって米国ととらえがちがちだが、南部はそう言った、いわゆるポリティカルコレクトネスにうんざりしていて、それがトランプ大統領をうんだ。
 そこを見据えて米国を我々は見ていく必要がある。もうじき、白人は米国で多数派でなくなるしね。

 色々と考えさせられた作品だった。
松本雅利

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